沙耶さんは、はぁ～っとため息を吐き


「天然が移ると困るけど、皆にお祝いされるのは、虎も嬉しいと思う...」


良かった、ダメだって言われたらどうしようって思った。


なんだか、涙が出てきそう、胸の奥辺りが温かくて嬉しい。


「あ～もう、これだから泣く女は嫌いなのよ、いいかげん、その泣くクセ止めなさいよ」


「だって...嬉しいから...」


本当に嬉しかった、こうやって沙耶さんと話せる事が出来たから。