正面を見つめていた獅子さんは、パッと私を見つめると持っていた箸を手前に置き 「お前、一口でも食ったのか?」 「た、食べてないけど...」 「じゃぁ、食べてみろ」 死んでも食べたくない、地球上に、この野菜しか無いって言われても食べるもんですか! 「嫌です...」 「あぁぁ...」 獅子さんは、少しだけ私の座っている方へカラダを乗り出した!