もう顔から火が出なかったら全身茹でタコものだよ~
「あれ牡丹ちゃん、顔を真っ赤にしてどうしたの?」
奥の部屋にいた、虎次郎さんがお茶をプレートに乗せ表に出て来た。
熱くなった頬を手で押さえ、獅子さんを軽く睨む。
「あはは~獅子は相変わらず、女を喜ばせるのが得意だからな。取りあえず立ってないで目の前にある椅子に座ってよ」
虎次郎さんは、持って来た、お茶をテーブルの上に置き椅子に座ると獅子さんも座り
私はと言うと獅子さんから一個飛ばしで椅子に座った。
「ふ~ん...本当みたいだな」
虎次郎さんは、そう言ってテーブルに肘を乗せ私を見つめる。
「牡丹ちゃん、何歳なの?」