「今年19歳になります」
「悪い、そっか今は18歳なんだ、じゃぁ大人だな」


風斗さんは、ソファーから身を乗り出すように話しかけてくる。


「カレシとかいるの?」


突然そんな事を言われると、ちょっと困る。


「あの...その...」


風斗さんの方に合わせていた視線を下に向け人差し指同士をもじもじとさせた。