風斗さんは、お腹を抱えながら笑う。


「やべぇ~牡丹ちゃん、獅子の隣に行ってやってよめちゃくちゃ、ありえないんだけど~」

笑ってはいけないと思うのだけどクスクスっと声が零れる。


ダメ、笑ったらダメだよ。でも...本当に笑えるの...


「おい...牡丹、それ以上笑うとお前の頭にも猫みみつけるぞ」

うぅぅ、勘弁してください。


必死に笑いを堪える私は、猫みみ獅子さんの隣に座ったのだった。