風斗さんは、お店の中にあるキッチンらしき場所に行くとケトルにお水をいれIHのスイッチを入れた。 「所で、牡丹ちゃん、その荷物は、どうしたのかな?まさかだと思うけど...」 風斗さんは、IHに乗せていたケトルを取ると紅茶の入れ物にお湯を注いだ。 そのまさかだ。 このキャリーケースの中に必要なものだけを入れ家から出てきたんだ。 「いんです...もう大人だし、叔父さんの許可なんて要らない」