「牡丹ちゃん...どうして泣いてるの?」 ふっと見つめると風斗さんが立っていた。 「あ...何でも無いです...ちょっと家から電話があって帰って来いって。 せっかくカラオケに来たのに...帰ります。お金は、改めて持ってきますから...」 「ちょ、待ってよ、獅子に言いに行くから」 風斗さんは、慌ててBOXへ向う。