よどんだ空気の中に冷たい風が吹き込み、あの人の周りだけ違う空気を纏っている様に思えた。 見た目は、女たらしのように見えたけど空気が全然違った。 私は、あの人の特徴を通りかかる人に声をかけ、息もつかないくらい探した。 なんで、こんな事をしているのかも分からない。 だけど...あの人が気になって仕方なかったんだ。