朝のホームルームに原はいなかった。

まだ身長はかってるのかなぁ・・・。

・・・別に寂しいわけじゃないし。

原なんてしーらない。



ホームルームが終わり、あたしのもとへ駆け寄ってきた人物、三名。

「もぅ麻理香!!いつの間に彼氏できたのよぉー!!入学してぜんぜんたってないのに!!」

「おい、おめぇ大輝と付き合ってんのか!?ったく、昨日は無視するしよー。」

「なぁ麻理香!!大輝とどこ行ってなにされたの!?大丈夫!?変なことされてない!?」


・・・一気に話されて頭は混乱状態。

「お・・・落ち着いてください。まず付き合ってない!!それに変なこともされてないから!!」

「そうなの?でも翔がいってたよ?」

こんのやろー・・・

「いやごめんて!!だって麻理香否定してなかっただろ?」

それ言われたらなんもいえなくなっちゃう。

「・・・もういいよ。とりあえず勘違いしないでね!!」

「りょーかーいっ。」

「はーい。」

「うぃー。」

・・・みんな個性ありすぎでしょ。

みんなが自分の席に戻ってから数分。

いつの間にか隣には原が机に伏せている。

「原!!いつのまにいたの!?」

「・・・・」

・・・寝てる?

「おーい。はーらー?」

「・・・身長・・・」

しゃべった。(笑)

「ん?」

「身長・・・180なかった。」

・・・かわいいっ!!

なんか今日こいつかわいい!!

「フッ・・・あははは!!」

「・・・なに笑ってんだよ。」

そう言いながら顔を上げた原。