__次の日


学校に行くとクラスには誰もいなく、ある人物が机で寝ていた。

顔が見えない。

あたしはおこさないようにと、静かに準備を始めた。



「うああぁぁあぁ」

という声がし、振り返ると寝ていた人があくびしている。

寝ていたのは翔だった。

「おっ。うす。早いね。」

翔が敬礼のポーズをしながら話す。

「おはよ。翔のが早いじゃん(笑)」

「まぁそうだね。てか麻理香足どしたの?」

_ドクンッ

やばい・・・。

昨日のこと思い出しちゃう・・・。

血・・・。

また震えてきた。

「なっ・・・なんでもないよ。」

泣き声になってきた。

ばれませんように!!

「ええぇ!?ほんとどうしたの!?俺のせい!?ごめん!!」

「ちがうからぁ・・・ほんとなんでもない・・。」

もうだめだ。

泣いちゃう。

せめて原以外にばれたくなかった。

もうやだ・・

「っ・・・__!?」

誰かがあたしの手を引いて抱きしめた。

この匂い知ってる・・・。

「は・・・ら?」