時計を見るともう6時を回っていて部活も終わっていた



先生は一人でボールを拾っていた



手伝っちゃダメかな・・・一緒に拾いたいなんて思ったらダメ?



そんな事考えてらんないよ・・・・



「先生!」



「斉藤?どうした?」



先生は頭を上げる



「ボール一緒に拾おうと思って」



「いいよ、斉藤がしなくても、それよりも早く帰った方がいい」



「どうして?」



「どうしてって危ないからだろ」



そんな事どうでもよかった



先生との時間の方がよっぽど大事・・・・



「大丈夫だって、家近いし」



「そうか?じゃあ」



「うん!」


私は渡されたカゴに夢中でボールを拾った




ボールを拾っていると目がつい先生を見てしまう。