先生をじっと見てると先生と目が合った



(ゆう・・・・こ・・)



あの寝言を思い出して



私はすぐ目を逸らした



ある訳ない・・・違う・・・私の勘違いよ



片思いって・・・こんなに辛くてもどかしくて苦しかったんだね先生



私が入学式の日もしも森本と話さなかったたら



先生の事を好きになる事はなかったのかもしれない



こんな辛い気持もあんな寝言も聞くこともなかったのに



なかったのに・・・・・



「幸!おい幸!!」



「え・・・」



森本?



え・・・1時間目終わったんだ



教科書広げっぱなし・・・・



私は急いで教科書をしまい、森本の方を振り向いた



「お前おかしいぞ、今日」



「え、そんなこと」