教室の前に着くと美優とは別れ、私は教室に入った



あっまだ森本来てないんだ



ちょっと楽かも



失礼だな、私・・・



席に座ると三人の女の子たちが向かって来た



「斉藤さんだよね?」


三人の中の真ん中に立っている女の子が言った



「うん」



「私達、確かめたい事があって、森本君と付き合ってるの?」



「え・・・?違う、違う、小学校が一緒で」



「あっそうなんだ、良かったー」



好きなんだ・・・森本のこと



やっぱり森本モテるなー



「ねえ私たちと友達にならない?」



「え・・・いいの?」



「うん、もちろん!ライバルじゃないし」



ライバルだと思われてたとは・・・・



でも、良かった・・・友達が出来て



ちょっと楽しみだな