制服から部屋着に着替えてリビングに行った
リビングに着くとお兄ちゃんが帰ってくるとお母さんは満面の笑顔で
「おめでとう!!」
とお父さんも一緒に言った
あっ私も言わなきゃ
「お兄ちゃん、誕生日おめでとう」
「ビックリしたーマジ嬉しい」
「はい、プレゼント」
そう言って私はプレゼントを差し出すとお兄ちゃんは部活のバッグを肩から下ろし私のプレゼントを受け取る
「開けていい?いや、やっぱ部屋で開ける」
「うん」
お兄ちゃんは満面の笑みで私を見た
普段の私だったら前の私だったら笑顔で応えてた
なのに頭にはずっと先生の透き通るような目が浮かんで
お兄ちゃんの大事な日に愛想笑いしてしまうなんて最低だ
ケーキを一口、口に入れるとホークを口に入れたまま動けない自分がいた
甘くて溶ける・・・まるで先生の目みたいに
もし・・・私の誕生日に先生と食べられたらどんなに幸せなんだう
もう・・・・何言ってんだか私は・・・・