「斉藤は部活何入るか決まってるのか?」



「先生はどこの部活担当なの?」



「先生はテニス部、それも女子の」



「え、女子の?」


「ああ、ちょっとは抵抗あったんだけど、まあ仕方ないな」



テニス・・・・中学校の時もテニス部だった



よし・・・入ろう!!


「テニス部」



「え?斉藤入るのか?」



「うん・・・だっていつでも先生の傍にいなきゃ先生も私に頼れないでしょ?」




「斉藤・・・ありがと、よしっ俺が斉藤をテニス選手にしてやる!!」


「ええ!?もう何調子の良い事言ってんの先生!あははっ」


先生はいつも私が予想してない返事が返ってくる



それが楽しくて・・・嬉しくて



もうっ先生について行きたいって毎回思っちゃうんだから



私は先生の肩を笑いながら叩いた


先生はその手を掴む



「あ・・・先生」



うわ・・・先生の手が・・・・私の手を握ってる