「あんなに先生と会って、何してるの?」




「え・・・手伝ってて」



「ふうん・・・本当に?」



「本当だよ、先生、人手に困ってるみたいで」



体が震えた



バレたらいけない・・・絶対にいけない



「何で幸が手伝うの?」



「暇だし・・・良いかなって」



「でも、皆やってないんでしょ?」



「そうだけど、別に嫌じゃないし」



「そっか、それだけか、ごめんな、深く聞いて」



「ううん」



「じゃ」


と言って、高野先輩は階段を上って行った



はあ・・・・ビックリした



私は急いで席に座った