「斉藤!」



その声は先生だった



「先生・・・」



先生は私の所に来た



「今日は早いな」



「うん」



周りを見ると、早すぎるせいか、誰もいなかった



「ちょっと手伝って欲しい事があって、来てくれなか?」



「え、うん、分かった」



「頼む」



私は先生の後について行った



こんな朝から出会えるなんて嬉しい



先生は部室の中に入った、私も中に入った



「先生、手伝う事って?」



「バカだなあ、斉藤は、そんなのないよ」



「え、ないの?」



「斉藤が浮かない顔してたから、ほっとけなくて」




「先生・・・」



もう・・・そんな事言われたら、もっと好きになっちゃうよ