私は先生に電話を掛けた



「もしもし」



「先生?」



「・・・どうした?」



「さっきはごめんね・・・」



「いいんだよ、俺が間違ってた、別れても何にも変わんねえよな」



「先生・・・今日会える?」



「今、どこ?」



「え、来てくれるの?」



「いいから、早く言え」



「えっとカラオケ」



「分かった、そこ、動くなよ?」



電話が切れた途端、私は嬉しくなって・・・




「え、来るの?」



「そうみたい」



「良かったじゃん」




「ありがと、美優」



「ううん、いいから、早く行きなって」



「うん・・・」