その時無意識に鏡を見て自分の顔を確認をし始めた私。

なぜ優斗くんの前だと緊張しちゃうんだろう。
焦っている様子の私の後ろに黒い影ができた。

…。ストーカー!?


怖くて後ろを振り向く事が出来なかった。
すると私の背中を叩いてきた。

…。どうしよう。


私は恐る恐る後ろを振り向くと変顔をしている優斗くんを発見した。



「ちょっと、びっくりしたよ。」
「アハハ。ごめん、ごめん。」


軽すぎるって。謝り方。


そんなこと思いながらまたコンビニに寄ってアイス買って優斗くんがいた河原で食べることにした私たち。

昨日もこんな風にアイス食べたっけ。

「あーあ。今日はハズレだっ。」
「残念でしたー。」
「俺を馬鹿にしてるだろ?」
「ぜんぜっん。…。アハハ」


こうやっていつまでもそばにいれたらな。

昨日の出会いが偶然だとしたら、今こうやって仲良くアイスを一緒に食べれるのは必然なのかもしれない。


「どうかした?」
「ううん。別にどうもしてないよ。」



…。


無言になってしまった。何か気まずいな。


どうにか話題を作ろうと頑張った私の口からでた言葉は
「優斗くんって彼女いるの?」
「ぶっはっっ。いきなりなんですか!?マジで!」

オーマイガー。
なぜ私から恋愛の話しが出でくるのか…。


「ごめん、なんでもない。」
「まあ、いないけど?」

ドヤる優斗くん。


「そこドヤるとかじゃないし。」
「そっ?てか雪ちゃんは?」

え。私!?

「いないよ。今までいたこと無い、彼氏とか。恋愛自体に興味いないし。」
「えっ、そうなの?もったいなーい。」


慰めありがとう。優斗くん。



その後、また無言状態になったけど時間ってこともあり優斗くんとはバイバイした。




家に帰りついた私。

お風呂の中で今日のことを思い返してみた。

…。優斗くん彼女いないのか。


もしかしたらチャンスがあるかもって思ってるのかもしれない…。私。


今確信した。


私は優斗くんに恋してるんだ。


そう分かった瞬間私の顔は真っ赤か。お風呂の中に顔をつけてブクブクいてごまかした。