そして話し終えて私は一息つき考え事をした。


香央梨は恋が好きだ。
しかしそれは何故だ?
私は昨日あの変な気持ちにモヤモヤを感じた。

あれはなんだ。
吐きそうとかそうゆうことじゃない。
なんか下手すれば苛々するものだったような。

私の気のせい?

多分、気のせいだよね。



そう納得してしまったら
急に安心してしまい眠気が襲ってきた。




「…おぃ。…だぞ。やば…って。起きろ!」

隣の奴に起こされて目が覚めた私は
自分の状況が分からなかった。
皆して私のほう見てる。
香央梨は笑ってるし。


すると私の頭に黒い影が。
やばい。教師一怖いとされる数学の時間に眠るとは
なんたる度胸。私は馬鹿か。


「霜白は放課後職員室に来るように。」

やっちゃた。
あいつからの呼び出し長いんだよね。
最悪なことに巻き込まれた。




放課後


「霜白、授業中の居眠りはいかんぞ。常に真面目だったお前が急にそうゆうことするのは何か理由があったんだろ。今日は勘弁してやる。」


「ホントですかっ!?」


「そのかわり!次はないぞ?いいな?」
「はいっ!」


私はこれほどにないくらい最高級の笑顔を見せ
部屋を出た。


これこそ日頃の努力は裏切らないというもんだ。


するとウキウキ気分で私は
あのコンビニへと足を運んだ。


今日は…いないみたいだ。
まあそうだよね。



いなくて悲しいようで諦めがあったようで。
複雑な気持ち。


「いっらしゃいませ。ゆっきー。」
「今日も来たよ。たーくん」


この人はこのコンビニの店員。
ここに来すぎて友達なった高木雅くん。
歳は私の2うえで
お兄ちゃんのような存在。


「おう、ならこれも買え」
「客にそんな態度とっていいんですか?」
「はいはい。」


周りからみたら仲の良い兄弟ってみられてるのかも。



なんだかんだで話しすぎて
時間が経ち別れて家と向かうことにした。


すると
途中の公園の河原で探し求めていた
広い背中を見つけた。



優斗くん…。