私、高校2年の霜白雪菜。
毎朝、自転車を回し学校へと向かう。
私の周りでは
恋とかどうとか
はしゃいじゃってるけど
私は興味なんてない。
友達がいれば十分なんだから。



いつもの帰り道
いつものコンビニへと足を運ぶ。
新しいアイス…。
…あった!

窓越しながらも
私の心はアイスが欲しいとゆう
欲求で満たされてしまった。

食べるぞ!


急いで自転車を降り
ドアへと行く時
反対側から来た男が私にぶつかった。

「いった…。」
派手に地面に尻餅をついてしまった。
すると男は笑い出した。

「はっははは。うけるわ。
てかごめん。顔とか…アイスが…はははは。」

顔とかアイスがはははは?

何と私の顔には
男が持っていたアイスクリームが。
制服にも!

何こいつ…。
私と同じ年くらいなんだろうけど
初めて初対面の人に
イラついたんですけど!

「あのっ?その態度何ですか?失礼すぎません?」

冷静に聞いたが
男の笑いは治まらないどころか
笑い声が増す一方。

とうとう私は頭にきてしまい。
「てめ、聞いてんのか?私にアイスぶっかけといて
何なの、その態度?」

男は驚いた顔をして私を見つめた。
私でもビックリした。
まさかこんな暴言を吐くなんて!

「怒ってるとは思ってなくて…。その…。
ごめん!アイスおごるから許して!」


は?アイスおごる?
そんなんで許す訳……

あるんです。

アイスには目がないもので。