ー…

カチャン

「セシリア様、こちらに置いておきますね」

「ありがとうー…」


セシリアと同じ年齢ほどのメイドが、部屋のテーブルに紅茶を置く。


「あのセシリア様」

「?」


「こんなこと、私が言うものではありませんけれどー…セシリア様ぐらいですよ?ロイス様が優しく接する女性は」

そう、にっこりと笑いかける。