「っー…だって…」

セシリアは、本当に嬉しかった。
こうして、自分を守ってくれる人たちがいることをー…。


「あ、お前さー…両親には伝えないのか?」

「心配かけたくないの…。お願い、お父さまたちには黙っててー…」


「…セシリアがそうしたいならいいけどさー…」

(お父様に話したらー…絶対倒れちゃう…)