うさぎは部室に戻った。
「まずテニスを上手くしないとね!わたしダメダメだもん!」
部室には誰もいないので、メルが入ってる鞄を開けた。
「あっ…あれ?」
メルの姿が無かった。
「メルー?メル?メール………?
嘘…。ヤバい!」
うさぎは部室を出た。



「ピョーン…。茶色い虫さん怖いピョン…」
部室の裏をメルはうろちょろしてた。
「ここは騒がしいピョン…」

「ふー…疲れたな…。」
唯奈は近道で部室の裏を通る所だった。
「ん?」
「ピョン?」
「うわっ!な…なんか喋った!」
「ピョーン?」
「い…いや…喋るぬいぐるみだ…。」
「ぬいぐるみじゃないピョン!」
「えっ!?えええっ!?ええええええええ!!!!!」