「この町を悪くさせてしまう悪者達ピョン!」
「そんなのがいるの!?」
「ここにいるんだけど?」
「?」
「ピョン!アンラッキーだピョン!」
「あれ?妖精じゃん。
…あっ、分かっちゃった!あんたプリキュアに選ばれたんだ!」
「プリキュア…?」
「ならば上等よ!」
アンラッキーは黒板に筆でバツを書いた。
「やっつけちゃって!フコウナー!」
すると、黒板が化け物に変化した。
「フコウナー!」
「えっ!?何これ!?」
「どうしたの?やっつけなよ?」
「フコウナー!」
ドシャッ!
化け物からパンチを喰らうところだった。

「いやっ!」
なんとかうさぎは避けた
「メル!何とかならないの!?」
「…プリキュアになったら何とかなるピョン!」
「プリキュアってどういう意味!?」
「人を救う、伝説の戦士ピョン!」
「伝説の戦士…?」
「うさぎは人を救う力、あると思うピョン!」
「…。」
「うさぎは、人を救いたいピョン?」
「…。」
うさぎは周りの人を見る。
「何あの子…。つまんなーい!
ちゃっちゃとやって!フ…」
「なる…」
「は?」
「わたし!プリキュアになる!
そして…皆を救う!」
「ピョン!うさぎありがとうピョン!」
すると、小さな本が出てきた
「なにこれ?」
「それを持って、“ファイト!わたしの心!”って言うピョン!」
「えっ?えぇ?…まぁ、ふぁ…ファイト…私の心…」
すると、絵本は勝手にページを開いていった。
絵本が開いたページは、翼の生えた女戦士みたいな者が描いてあった。