車を飛ばして3分後・・・



「何とか間に合った・・・。」

アタシは車を降りた

「あっ椿おはよっ♪ ちゃんと時間に間に合ったね!」

既に校門の前で待っていた彩夏がアタシに気づき手を降ってくる

ってか遅刻したらあんたが怖いんですよっ!!

「も~もう少し寝かせてよ~せっかくの入学前最後の休みなのに・・・」

「あんたの少しは少しじゃないのっ!! 昔からいっつもあんたに待たされてたアタシの身にもなってみなさいっ!」

「はいっ・・・申し訳ございませんでした。 以後気をつけますです。」

あぁ、彩夏が怒るのも無理ないな・・・

実際アタシのせいで彩夏がこんな性格になったのかもだし・・・

「彩夏、アタシは一生をかけてあんたを大切にするよっ!!」

「はっ?? もう訳わかんないこと言ってないで早く中はいるよっ」

そう言って彩夏はスタスタと門をくぐり抜けていった

「ちょっと待ってーーーッ!!!」

アタシは慌ててその後ろを追いかけた。