あんなに千佳が言うから、やっぱ本当の事を言えなくなってしまった。
授業中、言おうか言わないかちょっと迷って考えたのに、やっぱし辞めようと言う結果になってしまった。
どうかお願い。
あたしに、あたしにいい人が現われます様に。
願うのはそればかり。
早く、早く解放されたいです。
やっぱ意識ってもんはしてしまう。
皆の目線が突っ込んでくるように激しい。
あの男、2年のクセしてどんだけ凄いんだよ。
しかも3年のあたしに対してタメ口ですか!
でも結局はあたしの性格なんだろうか。
最終的にはどうでもいいやってな感じでフッ切ってた自分が居た。
周りは関係なし、誰にどう言われて様が関係ない。
そんなあっさりとした感じだった。
でも伝えたいことは伝えたい。
だから絶対居るであろう屋上に休み時間、足を踏み入れた。