あたし……。


もう無理だから……。


ここから、逃げる!!!


あんな恥ずかしいことするくらいなら、ゾンビに追いかけられてたほうが、まだいいよ。


そう思って……。


五十嵐くんが目をつむっているのを確認して、方向転換しようとした。


“じゃあ、あたし。
外で待ってるから”


心の中で、そんな言葉を呟いたとき……。