――ドックン、ドックン。 ゾンビに追っかけられている最中、横から伸びてきた手に口を押さえられ……。 大きな機械と機械の隙間に、引きずりこまれるのは……。 もう……。 心臓の音しか聞こえないくらいの、ものすごい恐怖!! だって……。 「……っ」 今、あたしの背中に密着してるのは……? 今、あたしの口を押さえているのは……? まさか……!?