「だから、おまえは。
これまでも、これからも。
ずっと、俺のそばにいろ」


「う、ん……」


「なんせ、おまえは……。
俺の大事な“姫”だから」


そう言って……。


五十嵐くんは、あたしをちょっと離し……。


斜めに顔を近づけた。


「それに、五十嵐くんじゃねぇだろ? 心優。
“煌”って呼ばない悪い子には、お仕置きだ」