それに対して……。


「本当だよ」


あたしの代わりに、愛斗くんが勝手に答え……。


それから、ドアに手をかけた。


「オレ、遊園地の迷路の中で。
心優ちゃんと、一輝の話を、聞いたから。
……といっても。
もちろん、偶然だけどね」