「杏ちゃんと、不良たちの件は、任せとけって」


「……え?」


「楓の絵の盗難もあるし。
心優をあんな目に合わせたヤツ等を、許しはしないって」


「……っ」


「だから、心優。
安心しな。
杏ちゃんは、もうきっと……。
学校に来ない」


そう言って、のんちゃんはニコッと笑った。