「……で、話を戻すと……。


GPSも、楓ちゃんが言う場所のあたりを示していて。


まず間違いなく、そこに心優がいるだろうってことになったの。


でも、楓くん。


どの部屋に、その不良くん達がいるかまでは、わからないから。


煌が到着するまでの間、そいつらを探してて。


そして、煌が到着次第、ふたりで、部屋に踏み込んだってわけ」


「そう……なんだ……」


だから、あのとき、楓ちゃん……。