一応、心優にあげたケータイの位置を測定してみた。


煌、心優にもしものことがあったとき、すぐに助けに行けるように。


GPSの機能をつけてたらしいから」


「え……。
五十嵐くん……。
そんなことまで考えて……?」


呆然と、そんな言葉を口にしたあたし。


そんなあたしに向かって、のんちゃんはウンウンとうなずいた。


「心優は、煌に、めちゃくちゃ愛されてるよ」


「…………」