だから、ずっと煌達と行動を別にして。


犯人を探していたんだって」


そこまで一気にしゃべって、のんちゃんはコーヒーカップに手を伸ばした。


そっか……。


それで、楓ちゃん……。


ずっと、みんなと一緒にいなかったんだ……。


楓ちゃんの……五十嵐くんの友情に応えようとする姿勢と、あたしを守ろうとしてくれた優しさに、涙が浮かぶ。