そして、それをあたしに着せて……。


この開いた胸元を隠すようにくるんで……。


あたしをのんちゃんのおウチに……連れてきてくれたの?


そして、それは……。


「心優。
今日はウチに泊まっていきな。
こんな心優を、ひとりで家に帰させるわけにはいかないって、煌が。
おウチの人も、心配するしね」


全部が……五十嵐くんの心遣い。


五十嵐くんは……。


どこまで優しい人……なんだろう。