くすくす笑いながら……。


まみちゃんと呼ばれた、髪の毛を頭の上でひとつにまとめたかわいい女の子が、あたしの髪をいじってくれる。


「でも、その気持ち、わかります。
なんか、心優ちゃんって……。
特別な女の子って感じがしますもん」


「うんうん、やっぱり~!?
まみちゃんも感じちゃう!?」


「もちろん、感じちゃいますよ~。
……っていうか、あたし。
カズくんが、心優ちゃんを連れて、スタジオに入ってきたときから、目をつけていましたから」