「では、お嬢様。
お着替えを早くなさってくださいね。
そのままお眠りになると、服がしわっしわになってしまいますよ」


「……………」


オホホホホ……と、高らかに笑い、言いたいことだけ言って、弥生さんは部屋から出て行った。


「…………」


ひとり残されたあたしは、呆然自失。


えっと……なになに?


煌からなにかが届いてて。


それが今、あたしの枕元にあって。