弥生さんの行動にプルプル震え、目を見張っていると……。


「ここに置いておきますね」


弥生さんは、あたしの枕元に箱のようなものを置いた。


「五十嵐様からのお届け物でございます」


「……五十嵐?」


「はい。
五十嵐……煌様ですね。
さきほど、お嬢様を送って帰られた」


そこまで言って、弥生さんは、ニヤッと……口元を歪ませた。