“たぶん、ないよ”


そう言おうとする前に……。


「だから、命令。
その可愛すぎる顔を、ハンカチとかで、隠しとけ」


煌はあごをツンとあげて、超生意気な顔で言い放った。


「いい加減、自覚しろ。
おまえ。
誰の彼女だと思ってんだよ」


「……えっ!?」


な……な……なんて強気で……生意気な言葉……。


煌は……やっぱりすごいなぁ……。