「え?」


「顔、隠しとけよ?」


「……?」


な、に、言ってるんだろう?


ほにゃっと首を横にかしげるあたし。


そんなあたしをクスクス笑いながら、煌はあたしを指さした。


「じゃなきゃ、ナンパされまくるぞ?
俺がそばにいない数分の間に」


「えっ?
ナンパ!?
そんなこと……」