で、振り出しに戻って、悩みまくっていたワケデスガ。

もう無理だ。
もう限界だ。

だってスゲぇ可愛いンだモン。

だってスゲぇ好きなンだモン。

ごめんね? うさぎ。
君が欲しくて気が狂った。

強攻手段に打って出マス!

窓辺に座って月を見るうさぎを抱き上げて。

寝室に連れ込んで。

ベッドに転がして、肩を押さえつけて。


「景時、どうした?
…?!
そなた、まさか飢えが…」


赤い瞳が不安に曇る。

なーんかまた、勘違いしてンな、可愛いうさちゃんは。

でも、知るかよ、そんなコト。

俺がナニを欲しがってるか、今からイヤってほどわかンだろ。


「あぁ、飢えてるよ。
うさぎ、満たして‥‥‥」


もう、朝まで放してやれそうもない。

いや、朝になっても放してやれそうもない。

いい加減、わかってくンねーカナ。

こんなに俺が、君を求めてるコト。

こんなに俺が、君に溺れてるコト。