「待ってましたぁぁぁ!!
うさちゃん、俺にもグラス、グラス!」


「?!」


急に口調とテンションを変えた秋時を見て、黒曜は固まった。

ナニ?そんなに旨いの?俺にも、俺にも、オメェらにゃアレはまだ早ぁぁぁい!!…

高校生と同じノリで騒ぐ、白髪のジジィ…


「…
おい、あのジジィはいつもあんなふうなのか?」


「うむ。
大体、あんなものじゃ。」


「…」


さも当然という、グラスを並べるうさぎの答えを聞いて、黒曜は口を噤んだ。

今日のメニューは天ぷら、春菊のごま和え、蛤のお吸い物。

後、黒曜の伝言を聞いたうさぎが、圧力鍋を駆使して短時間で作り上げたタンシチュー。

美味しそうに立ち上る湯気と香りを前に、仲良くみんなで…


「「「いただきまーす。」」」


バトルスタート☆

ザクっ、巨大エビはもらったぁ、ひょい、ぱくっ、ふはは、油断大敵ぃ、クっソやられたぁ…