…いつのまにあたしの雑誌なんか見付けたの。
「机の上にあった。てか、こんなのもらっても男は喜ばないっつの」
なぜか気持ち読み取られてるし。
よく見ると、あたしが雑誌で読み込んでいたページだった。
「じゃあ男の子は何をもらったら喜ぶの?」
「男ならみんな同じだ」
立ち上がって近付いてくる竜騎。
「だ、から何を」
「知りたい?」
ニヤリ。なんだか嫌な予感がする。
「う、うん」
後退りしながらも答える。
「こういう事だ」
「えっ!?」
いきなり肩を掴まれたかと思うと―――
“ドサリ”
いつの間にか後ろにあったベッドに押し倒された。