それから数日後。 妃絽と土方は火花を散らしていた。 「だから、私も行くって言ってんじゃん!」 「駄ー目だって言ってるだろうがッ!お前は怪我が治りきってねぇだろうが!」 今から新選組は御所に攻め入った長州を追放する為に出陣することになっていた。 それに妃絽も行くと言っているのだが、怪我が治っていないと理由で土方に反対されているのだった。 「良いじゃないですか、土方君。妃絽さんも監察方として動いてもらえば良いでしょう」 すると、山南が土方の説得に入った。