すると、動揺していた土方が肩を震わせると思い切り声を張り上げた。



「この馬鹿野郎が!何で戻って来たんだよ!今すぐ帰れッ!」



「無理。私はもう二度と現代には帰れない」



「はあっ!?」



「現代かこっちか選べって言われて、私はこっちを選んだ。だから、現代には帰れない」



妃絽は包み隠さず、アッサリと答えた。



すると、土方は頭を抱え、溜息を吐いた。



そんな彼にいらついた妃絽は穿いていた靴を脱ぎ、投げ付けた。