「お前、チョコいてんぞ」
言ってしまってからすぐに後悔した。
さすがに、こんな嘘すぐにバレるだろうと思った。
「ぇ⁈どこどこ⁇」
なんて、嘘を思いっきり信じた。
“はは(笑)信じたっとことは、朝からチョコなんか食べて来たのかよ”

理央の頬に触れて、チョコを取ったフリして自分の人差し指を口に入れた。
そしたら、理央がまた顔を真っ赤にしている。