そこには、ワックスもつけられていない
さらさらの髪の毛で


ハッキリした目元に、大きな涙袋

鼻筋も通っていて

唇も………



…俗にいう、イケメンです。


しかも、そのイケメンの中でも
かなりレベルが高いことは私にもわかる。

まあ、容姿なんてあんまり興味がないのだけれども

イケメンということだけはわかる。



「あ…すいません…。ぶつかっちゃって……。

………


………

ほんとうにすいませんでしたあああああああっ!」



謝りながら全速力で走る私。


なぜかって?