何なのだろう。


あの女王は。



「何なんだろうねぇ、アリス。」


「チェシャ猫、あなたいつの間にここにいたの?」




女王が去った後、彼も去って行ったはず。


「いつの間にって・・・・ひどいなぁアリス。アリスが俺を呼んだから来て上げたのに。」


「私がイツあなたを呼んだっていうのよ。」


「だってアリス、君は答えを求めただろう?」



「えっ、えぇ、、、女王についてね。けどあなたに聞いた覚えはないわ。」




口に出してたかしら?



「俺はねアリス、君の心の声が聞こえるんだ。」