「……目!夏目!」
「あぁゴメン何?」

「何じゃなくてもう曲終わっているよ!」

「……お前らもう7時 すぎてんぞ!」

この相田の一言で
室内はパニックになった。

「ややややばいよぉ!」

急いで飛び出そうと する夏目に

「まぁ待てよ送るからさ!」

え…?

「あ…ありがとぉ~ でも大丈夫だよ! サンキューね」

だって恥ずかしい もん

一人暗がりの公園を 歩いていたら…

「ねぇ!君一人?」
柄悪い同年代らしき 男が二、三人近付いて来た。

「すいません
急ぐんで………」
そう言い残して逃げようとしたら…

「えー俺らヒマ人なんだ。遊ばない?」
「いやです!」

「いいからさっさと 来いや」

腕を強くつかまれた その時。

「コイツに触んなよ!」

なんとそこに立ってたのは順だ。

「ざけんな…っ!」 男達は順に殴りかかった。

「やめっ…」

止めようとしたが、 別の男に腕をつかまれた。

順も抵抗して殴ろうとした。

「放して!」

必死に腕を振り払い、順の元へ走った。

「もう止めてよぉ!」
順が倒れるくらい強くしがみついた。